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2015年5月

A trip to 珠洲 2

二日目、私は金沢に出て新潟へと向かう。森は5日まで田んぼの手伝い。二人とも、森が就園する前から田植えも稲刈りもこなしてきたけれど、それ以外の作業は知らない。今回、森は田植え前の作業をビビ微力ながら手伝うために滞在する。

「田起こし」「肥料まき」「畦塗り」「代かき」…

田植えの前にやらなくてはならないことは山積みで、今まで「はいどうぞ」と差しだされた田んぼに苗を植えるだけで、田んぼをやっていた気分だった自分を笑う。

午前中、珠洲で焼き物をしている妹の知人を訪ねる。これから釜に5日5晩火を入れるのだという。彼女は養蜂も手がけている。やりたいことを自分でやる暮らしは「大変だけど楽しい」と、彼女は微笑んだ。

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近くの山に立ち並ぶ「風力発電」。珠洲は28年かけて凍結された原発計画のあった土地。土地の人は様々な形で揺さぶられたという。

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その後、珠洲急行バスで金沢へ。

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途中の棚田。新緑がただ美しい。GW中に遠くまできたのは何年ぶりだろう。

子どもたちが生まれてから、ずっとキャンプの日々だった。それはそれで楽しかったけど、新緑が美しいこの季節に、公共交通機関を使うほど足を伸ばしたのは、おそらく10年ぶりくらい。この機会をくれた相棒に感謝!

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再びの金沢。

ご縁で浅野川界隈へ。

 

 

 

 

 

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妹のご縁で、謎めいたブックカフェにたどり着く。

その名も「あうん堂」

出版と古本とカフェのあうん堂本舗

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懐かしき人たちの話に花が咲く。

活字の世界にいたなんて日頃は忘れているけれど、これも私の中を貫いている一筋の糸ではある。

「あうん堂」はブックカフェの他に出版も手がけている。

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4月に出版されたばかりの

かなざわ案内地図帳

混まない金沢歩きをしたい人には、お勧め。私もこの前身「そらあるき夜マップ」を使って、ここまでたどり着いた。

気がつくと夕暮れ。

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今回、金沢-新潟間のバスを取りそこね,乗るつもりもなかった北陸新幹線と急行を乗り継ぎ三条へ。母の顔を見て昔話に花を咲かす。

東京でも、新潟でも見逃した「トーベ・ヤンソン展」が私を持っていてくれたのだけれど、生きている人を優先してしまった。

何だかもう充分で、世界はただ美しくて、あとは流れ出すだけ。

旅の最後の写真は、五十嵐川の源流、福島県との境にひろがる山脈を背景にした鯉のぼりで。

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A trip to 珠洲 1

どこが果てか、なんて誰が決めたんだろう。

能登半島最果ての町に立って、そんなことを考えた。

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「遠いところをわざわざ」と何度か言われたけど、距離だけを考えたら確かにそうだけど、旅をするひとコマ、ひとコマがワクワクしていて、そんな風には感じなかった。

事の起こりは中学生になる前に森を田んぼの手伝いにやろう、という相棒の提案。石川県にある親戚から、毎年お米を送ってもらっている。そこの末の子どもが今年進学で家を出た。今年は誰も帰ってきそうにないから、お前行って手伝ってこい、という。

初めは行きも帰りも飛行機で一人旅、というかなりワイルドな計画だった。

でもさ、わたしも一度も行ったことがないのに、お仏壇に挨拶もしてないのに、一人でやれません、というローカルな戦いを経て、行きは地べた、帰りは空、という折衷案に落ち着いた。

連休の後半は天気が崩れる予報。一日でも無駄にしない方がいい。2日から作業を開始するために、前日を移動日に当てる。学校にも理由を告げ、堂々と休む。先生は1日に予定されていた運動会の係決めを前倒しにしてくれた。感謝!

旅の始まりは夜行バス。江ノ電の夜行バスはかなり豪華。3列はもちろん、カーテン閉めたら個室状態。

朝の金沢駅。ガストでモーニング。息子は生まれて初めての目玉焼きふたつに大興奮。ドリンクバーついているのに自分のお腹に聞いて「もうこれでいい」と、ココア一杯のみ。日頃の暮らしがしのばれるね~。

JR七尾線で七尾駅に到着。ここからが今回の旅の目玉、「のと鉄道でレンタサイクル」の始まり。

のと鉄道レンタサイクル

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「の鉄」の画期的な点は

「列車にそのまま持ち込みOK」

「有人駅間の乗り捨てが可能」

妹はこの日仕事で夕方まで迎えは来ない。だったら、能登島までサイクリングとしゃれ込もう!

まずは七尾で自転車を借りて、七尾湾までひと走り。能登食祭市場でお昼を買い、再び「の鉄」に乗って和倉温泉駅まで行く。

それから能登島大橋を越え、須賀蝦夷穴古墳を目指す。そしてあわよくば「ひょっこり温泉」で、お・ふ・ろ。

IMG_9200 だが 、橋の勾配が意外ときつい。

森はスイスイ走る。

けれどわたしの自転車、ギアが1と2に入らない!!!

その後もアップダウンが続き、古墳にたどり着く頃には、すっかりへこたれていたわたし。

 

 

 

古墳の石棺方式には大陸の影響が。ここは古代の文化最前線。

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内浦と呼ばれる海の美しさ。人気のない静かな森。そこでイカづくしのおいしいお昼を食べ…,ひょっこり温泉は諦めて、和倉温泉に戻り、足湯公園に。ちゃんちゃん。ここは海を見ながら無料で足湯が楽しめる。

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再び和倉温泉駅。ところが、ここでも問題が。なんと!穴水駅の発着は2番線。そして駅にはエスカレーターもエレベーターもない。すなわちチャリを運ぶのは人力しかない!

やるか、と森と二人で見交わす目と目。けれどここで救い主様1、登場。森のチャリを運ぶのを手伝ってくれる。こういう出会い、うれしい。

チャリは車内に。けれど「の鉄」は決して広くはない。そして意外と揺れる。疲れていたけど、チャリを支えなきゃ行けないから座るのは無理かなあと思っていたら、救い主様2「の鉄」の運転手さん,登場。

「結んでおけば大丈夫ですよ」と二台のチャリを荷物止めのゴム紐で連結。さらにもう一本のゴム紐でドアポールに連結し、ゆっくり座って旅を楽しむことに。穴水駅に着いたチャリたちは、私たちの手を離れ、そのまま七尾駅へ。

どうもお世話になりました。

でもさ、「列車にそのまま持ち込みOK」とするなら、発着ホームのことも考えてよ!「の鉄」さん。

その後、さらに移動を続け、バスで「のと里山空港」へ。ようやく妹に会えたのは17時発羽田行きの離陸を見る頃だった。(続く)

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