やまんばさんのみそづくり
今年もまた味噌づくりの季節がやってきた。味噌づくりの歴史は子育ての歴史と同じくらい長い。最初に誘ってくれたのが上の娘(海)のママ友だったOさんだったからだ。当時はBホームの「水煮大豆缶」をつかっていた。今思えば豊かな時代だった。
乾燥大豆から作るようになったのは、下の息子(森)が生まれたのをきっかけにパルシステムを始めたからだ。一時、味噌づくりをやめていたこともあり、最初はおっくうさが先に立った。自分の横着さを計算に入れ、すぐに作らなくてもいいように「乾燥こうじ」にしたのだが、それでも失敗したこともある。3月の声を聞くまで流しの下に放っておいたら、なんと「乾燥こうじ」にカビが生えていた! しめしめ、大豆は大丈夫だな、と確認した直後だったから余計ショックだった。もちろんこうじはすぐビニールに包んでゴミ箱へ。大豆は水煮にして各種お料理に使った記憶がある。
あれ以来、材料は目の届くところにおいておくようにしている。そうすると大豆が「早く味噌にしてくれ~」とささやく声が聞こえてくる。その声にうながされて今回もどうにか2月中に作ることができた。大豆様、ありがとう。
さて毎年行っていることこそ、その年その年の違いがおもしろい。今年は前の晩に水をつけておくのを忘れて、トホホの始まり。しかし午後作ればいい、と気を取りなおして朝一番に水につける。

水につけて5時間くらい。もう少しで戻る大豆様。しわしわのあまりのかわいさにここで写真をパチリ(よく見えないけど)。
今年はひとつ目標があった。それは大豆をつぶすとき、踏んでつぶすこと。今までは鍋のなかにバーミックスを突っ込んでお手軽につぶしてきた。難点はかなりの頻度で丸のままの豆が残ることと、子どもたちが手伝えないこと。森も5歳になったことだし、「いやだ!」と言い出す年頃になる前にぜひ一度試しておきたかった。

煮あがった大豆様。水気を切ったあと、
鍋のなかにビニールを敷き、豆をあける。湯気でビニールが曇る。

豆を広げてからガムテープで留める。もう一枚ビニールをかぶせて、大豆パックのできあがり。

さあ、森、踏め!
ところが…「熱いよお」といっていやがる森(足がいやがっている)。
「そんなはずないでしょ」と交代。

やまんばさんの足。
で、やっぱり熱い!…ごめんね、森。

そうだ、靴下をはけばいいんだ!
華麗なるステップで、踊る森。

足が増えた。学校から帰ってきた海も参加。

踏むこと15分くらいで、大豆様は見事に粉々。
今回は1㎏で試しましたが、これなら2㎏もいけそうです。

子どもたちが逃げてしまったので、一人で寂しく味噌団子づくり。

団子をつぶすのは俺だ。

こんなに上手に押せたよ。
本当にとっても上手に空気が抜けていました。
味噌づくりのたびに、子どもたちの関わり方が少しずつ変わっていくのを感じます。味噌づくりだけじゃないけど、毎年決まってやることって、家族の成長と変化を図るひとつのバロメーターだと思う。
乾燥大豆にして2㎏、できあがりで8㎏の味噌は、毎日味噌汁を飲む我が家では、半年ちょっとでなくなってしまう。だから味噌自体は半年後にできるけれど、新味噌を楽しむのは翌年のお正月になってからということにしている。長い、長い時間待って、初めておいしくなるものがあるということ。そんな体験もきっと人生の糧になるかも、という高尚な思い半分、あとの半分は人手ほしさに、子どもたちと続けている味噌づくりでした。
いつか一年分の味噌を一度に造れるようになりたいなあ。
頼むよ、海、森…。
詳しい作り方は
パルシステムHP「手作り味噌」 でご覧ください。
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