6月の「らいふ・イズ・あーと」〈保育つき〉

先日、連続講座の情報をアップしましたが、小さなお子さんがいてお時間が取れない方や、初めてなので取りあえず参加してみたいという方のために、保育つき「らいふ・イズ・あーと」初級編を用意しました。
この講座は今年1月と3月に茅ヶ崎女性センターで行われ、延べ14名の参加をいただいた講座の続きです。保育を申し込むことができる他に、連続講座よりもテーマがゆるく設定され、季節や参加者に合わせた内容になっています。

ぜひ、気軽にお申し込み下さい。なお保育の申し込みを希望される方は、保育者の人数の都合がありますので、できるだけ早めにお願いします。

参加された方からは
「大事にしていた感覚を思い出した」、
「新しい世界を開くドアに案内された」
「ひとの身体に触れ、あらためて暖かさを感じた」
などの声をいただいています。

お申し込みはこのブログにコメントするか

wolfruns@gmail.com までお願いします。

身体の感覚を呼び覚まし、それぞれが自分の道を選ぶことが、原発のいらない世界へと繋がることを信じています。

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「らいふ・イズ・あーと」連続講座のお知らせ

わたしは3.11以降、世界が変わったと思っている人間です。
生きるということが他の命を喰らうことだと承知はしていますが、必要以上の犠牲を出し、繁栄することは望みません。私が望むのはバランスの取れた生き方、「奪わず、奪われない」「与え、受け取る」生き方です。
ですから原発と共に生きることはできませんし、この愛おしい自然を汚した原発事故という名の人災には深い憤りを抱いています。そして「再稼働に反対」したり、「新しいエネルギー社会を目指そう」という動きには、心よりのエールを送ります。

けれど、私には3.11以前から「これをやるために生きている」ということが少なからずありました。そしてこの数ヶ月考えに考えて、やはり「そのことを続ける」のが私の道だと思いきりました。そういう意味では「世界は変わった」けれど「私はそれを越えて、なお変わっていない」し、それでいいと思えたのです。

ようやく思いきって、以前から考えていた連続講座の企画を立ててみました。
これは私がタマルパ・インスティチュートで「セルフポートレイト」として学んだコースの簡略版です。このコースのテーマは「部分から全体へ」です。身体の各部分に焦点を当てることによって、見えてくる全体知というテーマは、「地方からの中央の統御」「分散型発電による脱原発」という、3.11以降の日本社会の課題と深くリンクしていると私は考えます。

まあ、堅いこと言わず〈言っちゃったけど〉、まずは身体を動かしてみてください。

なお順序が逆になりましたが、単発ワークの企画が6月1日〈金〉に茅ヶ崎市女性センターで予定されています。こちらの詳細も決まり次第アップします。

まずは、ご挨拶まで。

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「らいふ・イズ・あーと」 全6回 連続講座clip_image002

 

踊るように生きたい人のための身体のレッスン

 

「身体と遊ぼう」 部分より全体へ

 

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「身体」は漠然としたひとつの塊ではありません。筋肉や骨や内臓からできている具体的な存在です。腕には腕の物語があり、足には足の言い分があります。パーツごとに焦点を当て、ていねいに動かしていくことで、積み重ねてきた思い込みを知り、そこから自由になることができます。

 

部分がより主張することで、全体が有機的に動き出すという「身体知」のあり方を経験してみてください。3.11以降に生きる私たちへのヒントがぎっしり詰まっています。

 

難しい動きはしません。 

まずは身体を動かすことで、一緒に何かを体感しませんか? 

*ダンスの経験は必要ありません。身体を動かしやすい服装でおいで下さい。 

*申しわけありませんが、保育はございません。保育つきの講座は別にございますので、そちらをご利用ください。まだ、内面に意識を向けるので、同伴もご遠慮下さい。 

〔日程〕 

2012年6月14日〈木〉 第一回 腕 

     7月12日〈木〉 第二回 足clip_image005

       

9月13日〈木〉 第三回 頭 

     10月11日〈木〉 第四回 胸

      

11月 8日〈木〉 第五回 骨盤 

     11月29日〈木〉 第六回 セルフ・ポートレイト

 

 *グループの状態により内容は予告無しに変更されることがあります。 

  〔時間〕 10時~12時〈10分前より受付〉 

〔場所〕 スペース・ベルフルール (あぱあぱ2階) 

〔料金〕 各1500円 

全回通しで受けることをお勧めしますが、最終回以外は少し抜けてもかまいません。 一括で全回申し込みの場合に限り受講料を1000円割引きます。〈9000円→8000円〉 

〔連絡先〕越地清美(こしじ きよみ)Tel : 090-1808-8959  wolfruns@gmail.com

  *「らいふ・イズ・あーと」は、90歳の在米ヒーリング・アーティスト、師アンナ・ハルプリンのライフ/アートプロセスをもとに、越地清美が行うボディワークショップの名称です。

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落とし物

近頃…

 

落とし物を拾っています。

 

それは例えば

 

本棚の中の読んでない本〈子どもの書棚ね.大人の方は…一生無理でしょう〉

 

忘れていた約束、

 

しようしようと思っていてしていないこと。

 

ひとつ、ひとつ、ていねいに。

 

暦の上では夏が来て、土の中も変身完了。で、苗を植えます。

 

けれど、落とし物を拾い終わるまで、私の変身は完了しないようです。

 

もうしばらくお待ちくださいね。

 

●忘れ物のひとつ。この間話していた詩。畑仕事をする時に読んでください。

 

「じょろ」 小林純一作

 

じょろ、という字はね、

 

如、雨、露 と書くんだよ、

 

雨降る如く、

 

露おく如く…

 

ね、

 

水をまくのじゃなく、

 

雨を降らすように、

 

やわらかく、やわらかく…

 

ヨシコも、やってごらん。

 

そう、そう、

 

しゃわ、しゃわ、しゃわ

 

しゃわ、しゃわ、しゃわ

 

ほら、

 

葉っぱが、声をあげているだろう。

 

草が、からだをくねらせて、いるだろう、

 

花びらが 輝きだしたろう、

 

うれしいのさ、喜んでいるのさ。

 

じょろで、雨を降らせているとき、

 

人は

 

天の神さまになる…

 

え、天使の方が いい?

 

そう、子どもだったら、天使になる…

 

やさしい 気持ちになって、

 

やさしい 顔になって…。

 

おぼえておおき、

 

じょろは、如雨露

 

水をまくんじゃないんだよ、

 

雨をそそぐんだよ、

 

露をうるおすんだよ。

 

しゃわ、しゃわ、しゃわ

 

しゃわ、しゃわ、しゃわ

 

やわらかく、やわらかく。

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空っぽさについて

「あるもの」を送ってからおよそ一月がたちました。おどろいたことが一つあります。この一月、ほとんど「あるもの」のことを考えませんでした。確かに帰省&金沢旅行があり、高校入学式&新学期の立ち上がりがあり、「ちがぼ~」の始動もあった超忙しい日々でした。その中で何かが「空っぽ」でした。「虚しい」という意味のからっぽではありません。預けてしまった「空っぽ」さ、搭乗する前に手荷物を預けてしまったあとの「ちょっと心もとない身軽さ」です。これからどこかへ行くのはわかっている、でもどこに行くのかわからない。

あれからひと月。「矢印」のない状態がいまだに続いています。「こちらへ」という表示がないまま、充実した空っぽさが身体の中でコロコロと音を立てて転がっています。その中で、「立ち止まっているひと」「こだわっているひと」に多く出会いました。私が「空っぽ」だから出会えたのかもしれません。「空っぽ」であるのもいいものです。

ただ…、そろそろ…、「外部からの必然性」ってやつがやってきそうな気配がします。これはもう純粋に野生の勘です。受けとめ、しかし流されず、あらゆる動きをダンスに変えて、天使の足取りで進んでいきましょう。

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巨大「原発かるた」、貸し出します

およそ一月前。
3月3日の「サポセンまつり」で行った巨大「原発かるた」大会に、興味を持たれた新聞記者さんがいました。当日の取材はもちろん、その後も「原発かるた」の作者、古知屋恵子さんや私個人にインタビューを重ね、3回連続の記事にしてくださいました〈3月13日〈火〉~15日〈木〉・神奈川新聞・湘南版〉。スキャンをしたり、縮小したりといったひとつひとつのことに時間がかかり、随分遅くなってしまいましたが、やっとブログに掲載することができました。

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ぜひ、感想をお寄せください。

また巨大「原発かるた」は作者古知屋恵子さんのご厚意により、貸し出しが可能です。貸し出しは無料ですが、郵送が必要な場合は、往復とも負担していただく形になります。

詳しくはwolfruns@gmail.comまでご連絡ください。

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サイタ サイタ

3月22日〈木〉にワークショップ「らいふ・イズ・あーと」を女性センターで行いました。遅くなりましたが、そのときの報告です。。

 

昨年10月から、フェアトレードカフェ・あぱあぱの二階で連絡3回のワークショップ,、その後、保育つきのワークをという声にこたえて、女性センターで2回のワークショップを企画しました。今回はその2回目にです。

 

いつも一回一回が特別で思い出深いのですが、今回は特に記憶に残る回となりました。理由は幾つかありますが、大きかったのは参加者の幅が広がったことでしょうか。それまでは、多かれ少なかれ知り合いの参加が殆どでした。日常の顔と、身体の動きはイコールではないので新鮮なのですが、今回は以前チラシを渡した方がお友達を誘ってくださったお陰でまったく初めての方が3名いらっしゃいました。

 

初顔合わせはいつだってドキドキします。私より人生のベテランの方とあれば、尚更。

 

初めての方が多いときは努めてペアワークを多くします。「自分の身体の感覚を感じる」ことが難しい場合でも、人に触られることで自分の輪郭を確かめることが容易になるからです。この日も、呼吸から始まって、上半身と下半身をほぐすためにペアワークを取り入れました。幾組かのペアは私が指定しました。なるべく年齢差、経験さの大きいペアにしたかったのです。「らいふ・イズ・あーと」では、様々な個人差は有効なリソースとして活用されます。

 

*リソース(Resource) : 直訳すると「資源」。創造の源になる「素材」と訳すのが「やまんば流」

 

私は自分がワークを受けた経験から、年齢を重ねることはワークの妨げにはならず、むしろ豊かにすると確信しているのですが、そういう考えは一般的ではないようです。

 

私は「年をとる」とは言わないのです。「年齢を重ねる」と言います。なぜならある年齢になった人の中にはそれまで経てきたすべての年齢の記憶が蓄えられているからです。そして好きなときに好きな年齢に戻れるのが「本当の大人」だと思います。

 

今回参加者のひとりが描いたドローイングに「タタミの上にぽっ」というタイトルのものがありました。ペアワークを続けるうちにみなの血色が良くなり、ひとりひとりの頬が色づいてくる様をイメージしたそうです。

 

ドローイングとそれに続く身体での表現を通して、私が強く感じたのもそのことでした。年齢を重ねることの豊かさ、若さの新鮮さ、それぞれが咲いた贅沢な時間でした。また妊娠9ヶ月でお腹の赤ちゃんと一緒に参加してくれたAさん、ありがとう!

 

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旅する子鉄2 ~風雲編

富山に着いた子鉄たち。次の乗り換えまで一時間。ホームの「立山そば」ののぼりが目にとまり、空腹を感じた私は立ち食いそばが食べたくなる。が、貧乏旅行にふさわしくお昼は手持ち。ここでみんなで食べてしまったら、せっかくのお昼が無駄になる。しかし、やっぱり食べたいものは食べたいのだ。

 

改札を出、土産物屋を周り、でもやっぱりそばの誘惑立ちがたく、ついに「4人で2杯」という妥協案に。だがそれが悲劇の幕開けだった。

 

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「立山そば」のシンボル「立山かまぼこ」。そう富山はかまぼこの名産地でもあるのだ。

 

さて、立ち食いそばの店内は狭い。テーブルも空いているのは二人席のみ。空腹を押し殺し、先に子どもたちに食べさせ、その後ゆっくりいただこう計画はうまく機能したかに見えた。が、すっかり食べ終わったあとに戻ってきた息子、こと子鉄は「もっと食べたかったぁぁぁ~」と半泣きで抗議。「でもね」と私は説明する。あれ以上食べたら、お昼が食べられなくなるでしょ、などという理屈が通用するはずもなく、気がつけば子鉄の目から大粒の涙が…。子鉄、哀れなり。

 

子鉄が一番心残りだったのは、あの「立山」と描かれたかまぼこだったそうな。とうとう優しい妹2が、代わりのかまぼこを買ってくれた。照れて目を隠す子鉄くん。

 

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とりあえず駅に戻り、本日最後の列車に乗り込む。

 

11:10発-12:19着 69分  北陸本線(金沢行)

 

この電車の画像がないようだ。代わりに金沢を走っている私鉄、知る人ぞ知る浅野川鉄道の写真をアップ。正確にはいまは「浅野川電気鉄道」ではなく「北陸鉄道浅野川線」だそうだ。↓

 

北陸鉄道浅野川線

 

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この電車に乗ったのは全くの偶然。金沢駅で妹1一家と合流したあと、みんなでなぜかボウリングに行き、駅まで戻る手段として、某臨場のおじさんが教えてくれたのがこの「浅電」。「駅は近い」の一言に惹かれ、当てずっぽうで歩き出した私たちに現実は冷たかった。地の利があるはずの妹2も迷い、スーパーのおばさんは方言が聞き取れず、ガソリンスタンドの兄ちゃんには「聞いたことない」と言われ、絶望しかけた私たち。それをみて先のお兄ちゃんが、わざわざ「ジモチー」のお兄ちゃんに聞いてくれたのが幸い、ようやく私たちは目印の浅野川中学に向けて歩き出した。

 

着いてみてわかった。やっぱりボウリング場からはかなり近い。まあ、結果良ければすべてよしか。

 

翌日は金沢観光をはそっちのけでバスを撮影しまくる子鉄。 小型のバスがお洒落。右側の白いバスは私によって「入れ墨バス」と命名。子鉄によればこれは茅ヶ崎市バスの「えぼし号」と同型だと言うこと。私にはさっぱり…。

 

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会いたい人たちには会えたので、市内観光は手抜き。結局通称忍者寺なのに実は忍者とはさっぱり関係ない「妙立寺」と、あいにく休日だった「金沢現代美術館」のガラスのエレベーターにてお終い。あ、そうそう、妙立寺から駅まで歩く途中で、偶然見つけた和菓子の「森八」本店でお抹茶をいただく。うま~。

 

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帰りは手抜きで時刻表のみ掲載。富山駅でも時間がなかったので、新しく乗った「快速くびき野」だけ写真アップ。

 

金沢駅13:42発ー14:37着 55分   JR 北陸本線(黒部行) 富山乗り換え   
富山駅15:05発-16:56着 111分     JR   北陸本線(直江津行)   
長岡駅17:31発-18:51着 80分      JR くびき野5号(新潟行)   
東三条駅19:21発-19:24着 3分      JR 弥彦線(吉田行)

 

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最後の乗り換え30分が待てず、結局東三条からタクシーで。行きも帰りも5~6時間の電車の旅。よく頑張った子どもたち。そして私たち。でも、ちっとも退屈じゃなかった。本は読めたし、天候や時間によって車窓から見える景色も移り変わっていく。同じ路線に乗っても今日と昨日で、微妙に違う。

 

たかが300キロ以内の移動でも、地域による文化の差は意外と大きい。特に富山文化は新鮮だった。特産品もさることながら、こんどは食べよう「立山そば」。

 

ついでに調べてくれた妹2によれば、6時間かければ、新潟件から神奈川県まで鈍行列車で行く事も可能だそう。今度ぜひ、子鉄と挑戦してみたいものだ。

 

〈完〉

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旅する子鉄1~旅立ち編〈再掲〉

会いたいと思う人がいるから旅にでる。わけはあっても、金はない。で、どうするかというと、その答えは「青春18キップ」である。

 

今回の一行は私と子ども二人、妹2の4人。予想外だったのは息子がすっかり子鉄化していたことで、今回の写真の多くは彼が撮った。

 

出発は早朝、日の出頃。05:57発-06:00着  弥彦線(東三条行)

 

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雪国の冬の電車につきもののステッカー。だって空けっぱなしだと寒いんだもん。

 

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さっそく東三条で乗り換え。06:04発-06:31着 信越本線(長岡行)

 

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   今年は豪雪。いまだYa361田んぼに残る雪の光景。各駅には必ず除雪車両が。その可愛さに息子は写真を撮りまくり。

 

 

 

 

 

 

 

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  06:39発-08:06着  87分  信越本線(直江行)Ya365

 

 

 

 

 

 

柏崎で海に出る。右手には柏崎原子力発電所のランプが瞬く。

 

Ya363  子どもの頃、海水浴に来た浜辺。あの頃は原発はなかったのだとしみじみ思う。

 

 

 

 

  退屈しはじめた子鉄のバックグラウンドミュージックは清志郎の「サマータイムブルース」。
♪ さっぱりわかんねえ なんのため あきれたもんだぜ サマータイムブルース♪

  直江津に到着。ここからはJR西日本。車掌さんの制服も紺から黒に。
ここで異変が。乗り換え時間は7分あるはずなのに、なぜか一斉に走り出す人々が。実は長岡駅でも似たようなことがあったのだが、あの時はその意味に気がつかなかった。どうやら私たちが乗った信越本線の始発から始まるタイムス ケジュールは、青春18キップの定番みたいで、走り出した人々は皆「海の見える方の席」を目指していたのだ。そんなことは露知らぬ私たち。海の見える方 の席はたどりついたときにはもう「バックパックとカメラを抱えたひとりから複数旅のお鉄たち」に占拠されていました。いやあ、見間違えようがないわ。ポイ ントごとにシャッター音が…。

Ya373 08:13発-10:03着 110分  北陸本線(富山行)

 

行きで一番長い直江津から富山。

 

 

 

 

 

Ya364空は不穏。つらなる不思議な海の色。

 

右手は海。左手は日本アルプス。こちらは冬のたたずまい。   Ya367Ya366

 

 

 

 

 

雨の中を一路、富山に向かう。

 

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  ところが富山では、思いがけない悲劇が子鉄をまっていた。次回、こうご期待〈続く、はず〉

 

 

 

 





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解放の呪文

自分に

 

ウォークに行かなくてもいい、と言ってみる。

 

8日の日に供養は済ませた。

 

この一年間を弔うために、詩を一編とおはなしをひとつ捧げた。

 

なぜなら、昨年行った同じグループのおはなし会の翌日に、あの大震災と原発事故が起こったからだ。

 

おはなしは「フォックス氏」。若く美しい貴婦人を殺しては、死体を積み上げているえせ紳士の話。

 

「美しい若い貴婦人の血にまみれた死体や骸骨がゴロゴロと転がっていました」

 

私にとって、この一年起こったことの象徴とも言える話。

 

子どもの未来を、女たちの気持ちを、男たちの愛を、踏みにじって、バラバラにしてきたこの国のやり方はフォックス氏そのものだと、私には思えるから。

 

もう一つ、別の角度からもこの一年間の「まとめ」がやってきた。「大型原発かるた大会」に興味を持った地方新聞の記者さんに、まとめてインタビューを受けた。3.11以来のことを思い出しながら語った。「原発かるた」の作者、古知屋恵子さんの話と合わせて記事になるらしい。どんな記事になるかは知らない。

 

が、彼女に向かって語ることが、同時に私のまとめになった。このブログ記事もザッとではあるが、読み返した。当時、限られた情報の中でまとめた記事には、不完全さがある。でも、あえてそのままにしておく。必死さは間違っていないから。前しか見ない性分で、過去をまとめることにものぐさな私は、きっと彼女の投げかけがなければ、3.11を通り過ぎていただろう。

 

感謝!

 

だからさ、もういいのだよ、と自分に言ってみる。

 

したいことをしよう。その結果、藤沢に行くことになったら、それもよし。でも、義務では行きたくない。

 

私には私のリズムがあるから。

 

各地のイベントの盛況を祈りつつ、私は私の心を解き放つ。

 

ただし、原発推進派は、このブログを利用する事なかれ。

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啓蟄

庭で優しい声がした。

 

ここ、ここ、ここ、ここ…。

 

いままで聞いたことのない音。

 

ゴムまりを軽くつぶしたようなかすかな声。

 

夕闇の中庭をのぞくと、もぞもぞ動く小さな黒い影が見えた。

 

ネズミ? と一瞬思った。それとも、ヒヨコ? 庭で卵がかえったなんてことあるかなあ。

 

私の頭の中にありえない想像が閃く。想像は灯りを点けて確かめるしかない。

 

そっと息子くんを呼んだ。懐中電灯をもって静かにおりてきて、と。言われた通りにやってきた息子くんに「あそこ」と指さした。LEDの冷たい光の中に浮かび上がったのは…。

 

そうか、昨日〈3月6日〉「啓蟄」の日だったんだ。

 

冬眠から帰ったばかりの「ひきさま」が二匹、頼りないゴムまりのように、ホンッと跳ねた。

 

仲間を呼んでいるのだなあ。

 

あんな優しい声は初めて聞いた。

 

長い冬のあいだ、暗い土の中にいて、ようやく出てきたんだね。

 

まだ暖かいとは言えない3月の夕暮れ時、私はしばらく網戸を全開にして夕飯の用意をした。

 

ここ、ここ、ここ、ここ…。

 

声は庭を回り込み、畑の方へと動いていく。

 

夕暮れの忙しさに紛れているうちに、声はどこかへ消えていった。

 

それっきり。翌日はもう聞こえない。

 

一度っきりの…。

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«「声」を出すことで空間は変わる~カルタ&ウォークの報告